三谷梓詩集こいのぼりから
 梓・・・

自分のこと |2|

「2年3組」ii

たんじょう日誕生日のケーキ
八さいになりました。
げんきです。
みんなきてくれました。
みんながプレゼント梓にくれました。
ろうそくけしました。
ふー、
いっしょうけんめいふいた。
おめでとう。
ありがとう。
しをよみました。
「ぽいぽいたいそう」
「おたんじょう日」
「しをかく日」
三つよみました。
あずさうれしかった。
ありがとう。
ママとパパありがとう。

あずさの足
あずさは、あるくのがおそい。
はしるのがおそい。
足のびょう気?
じゃない。
おそいから、あるきうんどうやる。
体いくは、うまくできない。
ころんじゃうから、ラグハンドできない。
だから、体いくはきらい。
でも、みんなといっしょにしたい。
ときどきおじぞうさんになる。
先生が「なむあみだぶつ」という。
先生が、だっこして体いくにつれていく。
だっこしたままはしった。
ジャンプした。
あずさもはやくはしりたい。
ころばないで、はしりたい。
表紙春の詩夏の詩秋の詩冬の詩
弟・穂高のこと妹・桐子のことあとがき
三谷 梓 詩集『こいのぼり』・・・梓
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