三谷梓詩集こいのぼりから
 冬・・・

2月の詩

雪の日の足音
しずかにしてきいてみたら
さくさく
ぎゅっぎゅっ
ざらざら
雪の日の足音

足あと
雪の日、ママとあずさで
雪の上を歩いた。
ママの大きな足あと
あずさの小さな足あと
まっ白な雪に足あとついた。
犬さんの足あとも
てんてんポンポンついてた。
桐子歩けるようになったら
足あとつけて遊ぼうね。

ソリすべり
ハンドルをもった。
ソリがすべった。
風みたいにはやい。
さっととぶ鳥のように、
すべった !!
気分は最高!
桐子は大よろこび。
気分は、最高!

桐子のはじめての雪
お母さんが小さな雪の玉を桐子にあげた
ちょっとさわった。
「つめたい?」
「いらない、いらない」ってした。
空の雪ふりじーっとみていた。
まじめな顔してみていた。
不思ぎなのかな?
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三谷 梓 詩集『こいのぼり』・・・冬
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